相続税の現地調査

ぶろぐラム

 私は、相続専門で行っている税理士ではなく、法人税を主な領域として、関連しての所得税や相続税を守備範囲としています。
 それでもありがたいことに、相続のみの仕事も何件かご依頼いただいております。
 そのような相続のみのお仕事ですが、傾斜地(斜面の土地)をお持ちのクライアント様から、相続税のご依頼をいただきました。
 傾斜地であれば、土地評価を減額することができます。ここで、「ハイハイ傾斜地ですね」と言って、機械的に減額するのは、プロの仕事ではありません。実測図や航空写真も見ますが、やはり「現地確認」を行うことが重要だと思います。
 国税庁でも「傾斜地とはなんぞや」という指針がありますので、やはり現地確認は必須業務です。

 そこで今日は、昔からの知り合いの建材屋さんに注文して、作業着やヘルメット、安全靴などを揃えました。
 注文した建材屋さんでは、「税理士が何で作業服を?」「遺品整理をするのか!」などと、社員さんのネタになってしまったようです。そこで、同じ士業の「測量士さんや土地家屋調査士さんが使いそうなイメージで」と申し添えたところ、思いのほか、良いラインナップを揃えることができました。(港北区の二瓶建材様には感謝感謝です。)

 やはり、私は専門職の職業倫理として、「事実は現場にあり」を信条として業務にあたっています。

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